UiPathでデータテーブルを検索(Lookup)を使ってdatatableを検索しよう!
この記事で紹介しているアクティビティはUiPathのバージョンが2018.2以降でないと使用できませんのでご注意ください。
EXCELなどから読み込んだデータの中から、特定の条件のみに該当するデータを抽出したい場合、
データテーブルを検索(Lookup data table)アクティビティを使うことができます。
※必要なdatatableの作成までは省略します。
1.「データテーブルを検索(Lookup data table)」アクティビティを追加する。
まず「データテーブルを検索(Lookup data table)」アクティビティを追加しましょう。
アクティビティ自体に設定項目は一つもないのですが、プロパティの中に大量に設定項目があります。

・入力(Input)
-データテーブル(Datatable):対象となるdatatable変数を指定します
-ルックアップ値(LookupValue):条件となる値を指定します
・検索列(Lookup Column)
-列(Column):対象となるdatacolumn型の変数を指定します
-列インデックス(ColumnIndex):対象となる列番号を指定します
-列名(ColumnName):対象となる列の名前を指定します
・出力(Output)
-セル値(CellValue):検索対象に入っている値を格納する変数を指定します。
-行インデックス(RowIndex):対象が入っている行の番号を格納します
・ターゲット列(Target Column)
-列(Column):Outputの対象となるdatacolumn型の変数を指定します
-列インデックス(ColumnIndex):Outputの対象となる列番号を指定します
-列名(ColumnName):Outputの対象となる列の名前を指定します
(おまけ)
設定項目多すぎて覚えるのが面倒な方向けにEXCELのVlookupに合わせてやってみましょう。
例は下記テーブルです。
地域 | 順位 | 点数 |
赤 | 6 | 1000 |
白 | 2 | 5000 |
黄 | 1 | 7000 |
緑 | 3 | 3000 |
例えば、順位が3の人の点数(3000)を取りたい場合、
EXCELの数式ではどうするでしょうか?
=VLOOKUP(“3”,B1:C5,2)
というようになりますね。
これをUiPathのデータテーブルを検索(Lookup data table)で設定すると、下記の画像のようになります。
こう見ると大して難しくないと思います。これが難しい!と感じるのであれば、
EXCELでVlookupする操作を自動化するというのも一つの手です。